2019年8月12日月曜日

九州へはフェリーでのツーリングが賢い?


関西にきてから、九州や四国へのフェリーという選択肢があることを知り、
これでバイク乗りとしてはだいぶ行動範囲が広がりました。
金曜日の夜に出発して、月曜日の朝に帰ってくるという旅が可能になります。



さんふらわあの「バイク舟遊(しゅうゆう)プラン」を使うと、比較的安くいけます。
 https://www.ferry-sunflower.co.jp/lp/shuyu/bike/
行きが 大阪南港→志布志港 で 帰りが 別府港→大阪南港 or 大分港→神戸港 か、
行きが 大阪南港→別府港 or 神戸港→大分港 で 帰りが 志布志港→大阪南港 です。

往復とも相部屋のツーリストで20200円、個室のスーペリアとスタンダード1を使っても
32200円と、バイク航送料込みでこの値段はうれしいです。


柏原インターから熊本インターまで、ETC料金でも往復18360円しますから(通常料金では28000円!)、
ガソリン代を加えると3万ぐらいは行きますので、フェリーは結構お得なのです。
(クルマとか2人で行くとなると逆に割高になると思います)



あと、先月私が利用した名門大洋フェリーは 大阪南港から新門司港までの往復で、
「ぶんぶんフェリー」を使えば、往復2万円ほどで行けます。
 https://www.cityline.co.jp/reserve/special.html
しかし、これですと中途半端なカプセルホテルのような部屋になり、ちょっとプライバシーが保てません。


ほかに阪九フェリーという選択肢もありますが、私はまだ乗ったことがありません。
神戸から新門司港、あるいは泉大津から新門司港のルートがあります。


そのうち皆さんと九州のツーリングを計画したいですね。
それまで、バイクで行くのによいルートを探しておきます。

2019年6月29日土曜日

三河湾の篠島と日間賀島に行きました

6月の14日、日帰りで三河湾に浮かぶ離島、篠島(しのじま)と日間賀島(ひまかじま)に行ってきました。知多半島先端の師崎港(もろざきこう)まではZRX1200DAEGで向かい、そこにバイクを置き、高速船で2つの島を巡ります。乗船時間は、師崎から篠島、篠島から日間賀島西港、日間賀島西港から師崎へ、それぞれ10分程度と船酔いする時間もありません。

まずは伊勢湾岸道をいったん降り、知多半島道路に入るとガソリンが無くなりかけたので、大府市のセルフスタンドで給油しました。リッター23km台と、高速走行が多かったこともあり燃費は上々でした。


そこから小一時間もかからず師崎港へ。二輪車は駐車料金無料というのがありがたいですね。ヘルメットはワイヤーロックしてタンクの上へ、タンクバッグなど持ち歩かないものは建屋内のコインロッカーに入れておきます。財布とカメラをもっていざ出発です。


午前11時半出発の高速船に乗ります。2島を巡る周遊チケットは1370円で、各島一回だけ立ち寄ることができます。かなりスタイリッシュな船ですね。旅心を盛り上げてくれます。


篠島に到着し、数分歩くと食事処がありました。喫茶・仁です。名物のしらす丼900円を食べましたが、これが実に美味い。私は以前に湘南に住んでいて、その時によく食べたしらすよりもなぜか美味いんです。生しらすを勧められましたが、食べませんでした。通は生しらすを食べると言いますから、ちょっと後悔です。次回は是非食べたいです。


篠島の東岸を南に向けて歩きます。沖には対岸の渥美半島がみえました。写真右側の高台に登り、廃校となった小学校がありますが、ここが津波の避難地域になっているようです。

その高台から見た砂浜です。800m続く砂浜ですが、かなり暑い日でしたが海水浴客はいませんでした。海開きがまだなのでしょうか。


篠島の集落内。細い路地の向こうに猫がこちらをみていました。


集落を抜け、砂浜に面した東側の海岸通りに出ました。旅館などの送迎車を除き、ほとんどのクルマが軽自動車です。よーく見ると、みなさんシートベルトをしていませんが、温かい目で見ましょう。ここは昭和の時間が流れているようです(いい意味で)。


篠島の南岸は自動車の通れる道路はなく、登山道のようになっています。沖合に小島があり、はるか向こうには紀伊半島の伊勢・鳥羽あたりが見えています。美しい海。ここでは時間の流れがゆっくりしています。


14時発の高速船で、お隣の日間賀島・西港に到着しました。このあと、篠島出身の師崎の寺下民宿の女将さんに聞いたのですが、昔は観光客は、篠島7、日間賀島3の割合だったのが、いまでは3:7と逆転しているそうです。たしかに港周辺には若者を中心にした観光客がたくさんいました。

半時計まわりで島を一周します。すると、たこの駐在所が見えてきました。数十年前に出た私の幼稚園には「タコの滑り台」がありましたが、ここでは警察もたこのようです(笑)


日間賀島の南岸。向こうに篠島がみえます。ところどころ、こんな屋根付きベンチがあり、外国人女性が本を読んでいました。時間がゆっくり流れていきます。


日間賀島の東港近くの海岸です。向こうには佐久島がみえており、さらに奥には本州の山岳がみえています。この次は佐久島に行ってみたいですね。


日間賀島東端にはハイジのブランコがあります。その向こうには佐久島が見えています。


歩き疲れたとき、北港近くにある、かねひこ水産がありました。ここでタコ串揚げと冷たいエナジードリンクを飲みました。海の家的な、いい感じのお店ですね。気分はすっかり真夏モードです。


北港のゴミステーションです。バイクの2人乗り禁止とありますが、実際に走っている二輪車はほぼすべてが原付一種、すなわち50ccで、そのほとんどがノーヘルです。小さな子供を前に乗せるなど、2人乗りも何台か見かけました。島の交通文化なのでしょうが、愛知県警は何をやっているんだと思いますね。篠島もそうでしたが、治外法権なのかもしれません。しかし、そうだとしたらこういう事例を見るにつけ、警察というのはまともな機関じゃないと考えてしまいます。


日間賀島西港。とにかく観光客が多いです。私は島を歩いて一周しましたが、山がちな篠島と違い、簡単に歩けます。レンタルサイクルを借りてもいいのですね。


16時15分の高速船が近づいてきました。楽しかった島の一日も終わりを告げます。おそらくもう一度訪れると思いますが、その時は泊まりできたいと思います。そして、篠島か日間賀島か、どちらに泊まるかといえば篠島でしょう。

こちらのブログでもブログ主の感じたことが描かれておりますが、日間賀島はあか抜けた観光地になってしまい、とにかく観光客が多いのが都会の日常を思わせてしまうのです。つまり非日常ではない。そして篠島から船で日間賀島に降り立った時の、あの喧騒の雰囲気は、おそらくこのブログ主さんが感じたような「治安の悪さ」と感じるのと同じものなのでしょう。

ということで、次は篠島の海の見える宿泊施設に泊まることにします。


師崎港では、1年前の宿泊した寺下民宿を覗いてみました。食事だけでもOKのお店で、すでに明るいうちから飲んで出来上がった釣り客がいました。私は大アサリを食べましたが、つまみ的な要素もあって、美味しいですね。ビールを飲めないのが残念でした。


ここから自宅までは約200km。この非日常ともいよいよお別れとなります。


伊勢湾岸道の湾岸長島パーキングエリアで休憩です。少し寒くなってきました。レインウェアの上着だけを羽織ったら、だいぶ寒さが緩和されました。最後の気力を振り絞ってラストランとなります。


2019年3月17日日曜日

大阪モーターサイクルショー2019

3月16日の土曜日、インテックス大阪で開催された大阪モーターサイクルショーに出かけてみた。2時間しか会場に滞在できなかったが、要所をレポートしたい。

日本刀をモチーフにしたハンス・ムートによるデザインで衝撃のデビューを飾った前モデルから39年の時を経て復活した、大注目のスズキ新型カタナ。今回のショーが日本初お目見えということだ。

かつてのような乗りにくさは皆無となり、現代的な乗りやすさとなったことは間違いないだろう。なぜならGSX-S1000がベースだとされているからである。GSX-S1000Fに試乗したことがあるが、リッターバイクとは思えない軽さが気持ちよかった。この新型では、前後17インチタイヤ、デジタルメーターやリアモノサスなど現代の装備をまとい、デザインの要所に未来志向を感じさせる一方、アップライトなバーハンドルの採用など、どこかノスタルジーを漂わせているような、まさにデザインの妙が感じられる。


このスズキ・カタナの魅力。ネイキッドでもない、スーパースポーツでもなければツアラーでもアドベンチャーでもない。バイクのジャンルが特定できないことも魅力の一つなのではないか。カタナとはこういうオートバイである、という固定観念がない。ライダーの数だけの捉え方がある。カタナはカタナなのかもしれない。ヤマハのMT-09やカワサキのZシリーズなど、ヘッドライトの位置を低くして「構える凄味」を感じさせるデザインが流行のようだが、カタナのヘッドライト位置もフェンダーに近く低いのだが、そういう無理な感じがしない。このデザインにも賛否両論があるだろうが、21世紀のカタナはこうあるべきというデザインだと思う。


とにかくスズキは新型カタナ! すべてのブースの中でも、注目度は1,2を争うもの。今回の大阪モーターサイクルショーで残念なのは、ヤマハがカタログのようなお土産を用意していないということ。QRコードをスマホに読ませてアンケートに答えてもらえるのが小さなステッカーのみ。スズキはカタログ無料配布だし、ホンダはカタログ入りの大型手提げ袋を無料配布、カワサキもオリジナルクリアファイルを無料配布+アンケートに答えて大き目のステッカー配布。ヤマハのスタッフには文句を言っておいてたが、どうなることやら。


「毎日乗れるスーパースポーツ」がキャッチフレーズの、ヤマハYZF-R25、通称R25(アールニーゴー)。カウル付きだが若干上半身が起きた乗車姿勢は、通勤などにとても便利に使えそうだ。今回、倒立フォークの採用やカウルデザイン変更など、大きな変身を遂げたが、これはモデルチェンジではなくマイナーチェンジとのこと。カウルデザインには賛否両論があるようだが、兄貴分のR1やR6に近づいたデザインなのであろう。ハンドル位置は2cmほど低くなったとされるが、このあたりが「毎日乗るユーザー」にどう評価されるか興味ある。


カワサキ・ブースのひな壇で回転していた,Versys(ヴェルシス)1000のツーリング仕様。250、650の上に位置するVersysの最上級モデルである。フロアにもVersys1000があったのでまたがってみたが、幅広なシートということもあり、両足が地面に同時に着くことはなくバレリーナ状態。展示車両は器具で床と固定してあり、またがって体重をかけてもサスペンションが沈むことはない。実際の車両で体重がシートにかかれば沈むので多少は足つき性は向上するだろうが、これは私の体格では無理だとあきらめた。端正なスタイルは見るものを引き付ける魅力がある。


ヤマハ・ブースの目玉は3輪オートバイのNIKEN(ナイケン)。これはサイドパニアを装着してツーリング性能を向上させた、NIKEN GTである(販売時にはパニアは非装着か)。昨年試乗したが、何といっても足つき性の悪さが最大のネック。日本で本気で売ろうと思ったら、低シート仕様を出すべきだろう。簡易カタログすら用意していない今回のヤマハ・ブース。どこか方向性がおかしいと感じるが、同じ印象をYSP関係者からも聞いている。もっとユーザーの声を聴くべきだろう。


バイク車検ドットコム、一度利用したことがあるが、とても安く車検をやってくれる。オイルやオイルエレメント交換を含めても、良心的な料金だと思われた。


ドゥカティ・ブースの中央に鎮座しているパニガーレV4R。221hpという最高出力が醸し出す世界はどんなものだろうか。価格は455万円とのこと。


2019年3月10日日曜日

週末は岡山へ / トナリエ大和高田の駐車場について

昨日は所用で岡山へ。岡山駅西口すぐにある岡山国際交流センター。別の場所でも見かけたが、岡山市はレンタル自転車がよく整備されているようである。会議の後、近くの料亭?、その名も Ryotei奉還町本店 で50人ぐらいの懇親会。さすがに翌朝からの運転があるので二次会には行かなかった。。。


ホテル提携の中外パーキング。枠にきちんと入れて停めていないが、左隣に「ここには停められません」とポールがあり、右隣りと間を空けて停めさせていただいた。今朝はここから明石まで一般道で帰ってきた。あいにくの雨、岡山から230kmの道のり。


駐車場で思い出すのがトナリエ大和高田の駐車場である。オークタウン時代は2時間まで無料で24時間最大600円だったのが、トナリエになってから無料は90分となり、24時間1000円となった。これひとつとっても、客に来てほしくないとしか思えない。おまけに立体駐車場は一方通行を逆走するクルマでいっぱい。先日も3台連続して逆走してきたから、こっちが間違ったルートを走っているのかと思ったほど。危ない。

2019年3月3日日曜日

ロードグライドカスタムCVOにバックギアを取り付けてから初ツーリング

重県松阪市飯高町・高見峠にて。バックギアを取り付けてから初めてのツーリングとなりました。今回の目的地は南伊勢町、そして南に向かい、目指すは潮岬と紀州大島に設定しました。まずは東に向け、奈良から三重への県境を超えます。



奈良県東吉野町と三重県松阪市飯高町の県境にある高見峠。その三重県側にある展望所からの眺めです。やはりこの角度から見たロードグライドカスタムがいいですね。

そこから度会町方面に抜け、サニーロードなる県道を走り、南伊勢町に出ました。



途中、桜が咲いているエリアに出ましたが、これは河村瑞賢公園という公園だそうです。ちょっとバイクを止め、まだ満開になっていない桜の写真を収めました。出発するとき、こちらでツーリング始まって初のスイッチバックとなりましたが、何の苦も無く操作できますね。

そろそろおなかがすいてきたので、南伊勢町西部にある、とちの木で昼食となりました。とんかつ定食950円、なかなかのボリュームです。



ここでもバックギアを使いました。道の駅等、どこに停めてもバックギアを使って楽に脱出します。路面の傾斜については大抵は考慮する必要がありません。停めるスペースがあるかないかだけです。ですから、バイクを押したり引いたりする「取り回し」から解放され、この部分がまさに四輪車と同じ感覚で旅することができました。

そしてハーレーダビッドソンのツーリングファミリーは400kgに迫る大柄な車体ですが、ロードグライド系は巨大なカウルはフレームマウントで、ハンドルには重量物がメーターとナビぐらいしかついておらず、予想以上に軽快でした。停止時にふらつく瞬間もだいぶなくなり、レイダーを操るのと同じような感覚に近づきました。


出発時には本州最南端の潮岬を目指していましたが、日本一大きな半島である紀伊半島をなめていました。潮岬ははるか遠く、高速道路を使って帰宅したところで、真夜中になってしまいますから、途中の新宮市で進路を内陸に取り、十津川村を経由して帰宅することにしました。動画は日本一面積の大きな村、奈良県十津川村の国道168号を走っているところです。


本日の走行距離:自動車専用道路は一切通らず420.5km

2019年2月4日月曜日

上高地あずさ珈琲にいきました

インスタ映えするメニューで有名な?上高地あずさ珈琲が大和高田にオープンしたので行ってみた。開店以来、常に駐車場は満車であり、早めに行って評価を確定しておきたかった。人気だというパンケーキを食べてみたいと思ったのだが、あえてインスタ映えしていない写真とともに報告したい。

この店を代表するメニューである信州ミルクパンケーキのメープルバター と あずさミルク珈琲を注文したのだが、ミルク珈琲はどこかで記憶のある味と思ったら、毎日職場で飲んでいるネスレのバリスタコーヒーとまったく同じ味である。480円でいつものコーヒーを注文してしまったのだ。

そしてパンケーキはスーパーで売っているクレープの素を厚めに焼いて失敗したときと全く同じものである。フワフワ感ゼロで、生焼けの小麦粉のようなもので、これをパンケーキと呼べるのか疑問に思う。写真で割面を見て感じてほしい。



上高地を謳っておきながら、長野県には店舗がなく、八王子店を除けば関西だけに数店舗あるだけのようだ。これほど幸せ感のない食べ物を提供できるのは、ひとつの個性ではと皮肉っておこう。

広いカウンター席にはUSBジャックや電源も装備され、ここで長時間ノートPCで作業を行う人にはいいだろう(今日も一人いた)。長居できるという点でコメダ珈琲のライバルになるかもしれない。店内のデザインセンスも高く、おしゃれな感じはする。しかし店を代表するメニューがこれでは、先が思いやられる。奈良に美味いものなし、を具現化する店がまた一つ増えてしまった。。。